観光協会のロゴ刷新!担当デザイナーにインタビュー
松原や南河内地域で活動する方を取材する、「人」にフォーカスした特設ページ第3弾!
松原市観光協会は、実はロゴマークと名刺のデザインを今年リニューアルしました!
▲松原市観光協会の新しいロゴマーク
そのデザインをしてくださった、デザイナーの安平(やすひら)さんにインタビューを実施しました。
観光協会のロゴ刷新!担当デザイナーにインタビュー
▲ZOOMによるオンライン形式でインタビュー。画面左側がデザイナーの安平さん。
ー安平さんは愛媛県で活躍されているデザイナーさんとお伺いしておりますが、松原市ってご存じでしたか?
安平さん:失礼ながらお仕事をいただいて初めて知りました…。けど、実際に来てみたら大阪市内からのアクセスが良く、デザイン性のある整備された図書館もあって、こんな魅力のある街があったんだ!と驚きでした。
ー実際に一度お打合せで松原市に来ていただく前にいろいろと下調べはしていただいていたと思うんですが、実際に来てみてどうでしたか?
安平さん:実際に松原市に来てみて、下町感とまで言うと言い過ぎかもしれませんが、なじみがあるような、店先で会話をしている人がいらっしゃったり、人がフラットな印象を受けました。
帰りにショッピングモールに寄らせていただいたんですが、お手洗いにお子さん用の設備がちゃんと整っていて、こういった細やかな部分にも手が行き届いていたところから子育てがしやすそうな街という印象も受けました。
ロゴマークは皆さんが「誰かに伝えたい!」と心から思えるものに
ー今回ロゴマークを依頼させていただくにあたり、5パターンも考えていただきましたが、考える中で軸にしていたことはありますか?
▲安平さんがロゴマークを考えるときに描いていたラフスケッチの一部。
安平さん:わかりやすさや親近感を大事にしていました。最初は、松原市の方より松原市を知っているのでは!?というぐらい松原市がどんなところか調べて魅力を探していたのですが、途中で松原市観光協会の方とのお話し( ヒアリング) を思い出しまして。
ヒアリングをしていると、松原市で育った方々が、人とのコミュニケーションを大事にされているのを感じたんです。そこで、松原市は「人」の温かさがキーワードなのでは?と考え直しました。
ー現在使わせていただいているロゴマークも秘密があるんですよね?
安平さん:そうなんです、実はバラの部分にハートマークが隠れているんです。
ーこの仕掛け、松原市観光協会内でも大好評でした!
安平さん:良かった!
松原市の人の温かさをハートで表現しています!松原市には松原ジャンクションや古墳、図書館などアピールできる場所も多くありますが、誰が見てもパッと分かりやすいものにしたいなと。
そこで、都市名となっている松原市の「松」と「バラ」をモチーフにしました。あとは、愛着を持ってもらえるように優しいイメージ、かわいらしさなんかも取り入れてロゴマークを制作しました。
ー個人的にグラデーションの色がキレイで印象的だなと思ってるんですが、意図はあるんですか?
安平さん:正直な話をすると、今回の依頼をしていただいた統括プロデューサーの池嶋さんから「ベタ塗りも可愛いけど、もう少し遊んでほしい」といったご要望をいただきまして、、(笑)
そこからグラデーションにブラッシュアップしました。
1番は、そこに関わる観光協会の皆さんが「誰かに伝えたい!」と心から思えるものにしたかったんです。それが、そこを継続していく人たちが動きたいと思うような仕掛け作りに微力かもしれませんが、つながると信じているので。
やっぱり、関わる当事者のテンションが上がることで、モノやコトが発展していくことって多いと思うんですよね。
なので、ロゴを身近に使う方( 観光協会の皆さん) にできるだけ寄り添ったものを作りたい一心で試行錯誤しました!
また、グラデーションに変えたことで未来に向かっていくような明るさや、優しさを表現できたのではないかなと思います。
名刺は「ひとつの事業を担うメンバーたちのプロフィール紹介」がコンセプト
ー名刺もグラデーションがすごい可愛いんですよね。初めてデザインを見たときに、良い意味で名刺っぽくないといいますか、プロフィール帳っぽいなと思ったんですが、このあたりも何か意図していただ、ってことですよね?
安平さん:はい!ヒアリングの際、「今までの概念を良い意味で壊していきたい」という話をされていたのが印象的で。
「観光協会」と聞くと勝手な印象ながら、少しかしこまった印象がありました。でも、松原市観光協会で働くスタッフさんたちの熱量や思い、その部分で通じている雰囲気の良さがとても伝わってきて、名刺も親しみやすい印象にしたいな、と。また、観光協会を盛り上げていく「仲間感」も出したかったので「ひとつの事業を担うメンバーたちのプロフィール紹介」をコンセプトに、あえてこういったデザインにしました。
ーじゃあ、プロフィール帳という印象もあながち間違いじゃなかったんですね!(笑)
安平さん:そうなります(笑)
ロゴマークが街の魅力を伝えていくきっかけに
ーでは、最後になりますが、ロゴマークや名刺など観光協会の顔の部分を制作いただいたので、今後このデザインたちがこうなっていってくれたらうれしいなとか、ご自身のイメージで構いませんので、未来のお話を聞かせていただいてもいいですか?
安平さん:観光協会なので、まずは外部の方からはロゴを見て「松原市だ」と認知してもらえることが大事なのかなと思っています。でもそれだけじゃなくて、街の方々からもこのロゴを「うちの市の観光協会のロゴだ!」と認知してもらって、「うちの街って人もいいし住みやすいし、観光協会の活動もいいんだよ」って誇りを持って色んな人に街の魅力を伝えていくきっかけになるとうれしいなと思います。
今回携わらせていただき、ありがとうございました。
ロゴが新しくなり、関わる方々の思いがより吹き込まれたことで、大きな発展に繋がっていくことを願っています!
ー素敵なメッセージ、ありがとうございます!
安平さんはInstagramでもさまざまな発信をされてますので、ぜひそちらもご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
Interviewee’s Profile
- 安平 真依(グラフィックデザイナー)
愛媛県在住のグラフィックデザイナー。
アートプロジェクトで交流拠点の運営・企画を経験。
その後、地域に根付いた食の拠点づくりにデザイン・SNS 運営を通して携わる。
現在は、グラフィックデザイナーとして活動中。
Instagram:@i_am_maidesign
Writer
山田 松原市観光協会
松原市観光協会のディレクター。水族館で広報をしたり、グランフロント大阪内のイベント企画・運営をしていたりしてました。保護猫と暮らしています。