第16回松原マルシェ開催レポート

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阪南大学 インターンシップ生

※本記事は阪南大学のインターン生が作成いたしました。

まつばらマルシェとは

2025年11月8日、9日に松原の一大イベント松原マルシェが開催されました。まつばらマルシェとは、大阪府松原市にて、毎年行われている松原市の産業などを紹介する地産地消フェアです。そのほかにも、スペシャルゲストとして三代目 J Soul Brothersの小林 直己さんが来場したり、とても魅力的なイベントなっています。場所は近畿日本鉄道南大阪線高見ノ里駅から約6分の距離にある松原市民体育館周辺で行われています。

このマルシェでは、食・農・産とジャンルごとにゾーン分けされていて、全部で155ものブースで構成されています。

私たちは二日間にわたって会場の取材や観光協会のスタッフとして松原マルシェを盛り上げました。当日の様子をお届けします。

開会式

開会式では来賓の方々が挨拶され、地域への思いや取り組みについて貴重なお話がありました。続いてテープカットを合図に、出店ブースには次々と来場者が訪れ、活気あふれるマルシェがスタートしました。

まつばらまんぷく横丁

まんぷく横丁には多彩なお店が出店し、会場は活気にあふれました。家族連れや友人同士で訪れる人々で終日にぎわい、地域のグルメと人の温かさが、笑顔あふれるマルシェイベントとなりました。

中華そば・玄三

麺はゆでたてならではの軽い口当たりで、口に入るとほどよくほどけました。スープは油の重さが出ないあっさりした仕上がりで、温かく、麺とよく合っていました。口に含んだ時に伝わるカツオのうまみは強く出すぎず、すっと広がって後味まで自然に続きとても美味しかったです。素材の力を生かした一杯で、全体がすっきりまとまっていたと感じました。

クロッフル専門店・DETLE

初めての出店となるクロッフルが登場!会場は多くの人で賑わい、活気あふれる印象でした。
使用しているのは フランス産のパン生地で、外はカリッと中はほどよい食感が楽しめます。
甘さには、鹿児島の小さな離島で作られた砂糖を使用し、素材へのこだわりが詰まっています。
さらにコーヒーは、希少なコロンビアとタンザニアの豆をブレンドしたものを提供。日本にはなかなか入ってこない貴重な豆で、クロッフルとの相性も抜群!

実際に食べてみると、まず生地が サクサク。
甘さは控えめで、丸々一個食べても重さを感じない軽やかさがあります。
味にしつこさがないので、最後まで飽きずに食べられる、優しくて上品な味わいでした。

Mr.pasta

甘すぎずとても食べやすい味わいが魅力。500円という価格ながら、2つ入りで満足感もしっかりありました。
特に印象的だったのは、パンの厚み。外はふんわり、中はしっかりとした食感で、食べ応えのある一品でした。軽い甘さとボリュームがちょうど良く、小腹がすいた時にもぴったりです。

100円 活力ぜんざい!

女性部の立ち上げ時、「元気で活発な女性の集まりにしたい」という思いから活力塾という名前が生まれました。その流れで、「これを食べたら元気になれるように」との願いを込めて、活力ぜんざい という名前にしたそうです。

出店の感想としては、16年前の初回マルシェは来場者も少なく、ぜんざいは約800杯の販売だったとのこと。しかし今年はなんと4000杯を販売予定。
100円という価格で提供できるのは、女性部の皆さんがボランティアで支えているからこそ実現できていると話していました。

物産展 in まつばら’25

「物産展 in まつばら ’25」も多くの来場者でにぎわいました。今年は38団体・43ブースが出店し、バラエティ豊かな体験や販売が展開されました。ハンドエステで癒される人や、ガンプラ・ミニ畳づくりに挑戦する親子の姿も見られました。地域の魅力と職人の技が集結し、見て・触れて・体験できるブースが盛りだくさんで、笑顔と活気あふれるイベントとして、訪れた人々を楽しませました。

河内鴨 ツムラ本店

農林水産大臣賞を目指して開発された新商品、世界で唯一お刺身で食べられる鴨の常温販売ブースです。

「アヒージョ」「すき焼き」「塩麹アヒージョ」の3種のフレーバーは思いの外売れ行きが良く、出展者様からは「食に興味があり、完全無添加など安全な食べ物を求める方が増えていると感じる」との声が寄せられました。現代の食に対する関心の高まりを肌で感じる結果となりました。

ハンドメイドkamenose

奈良県橿原市の県境に位置する「亀の瀬」は、日本三大地すべりの一つとして工事が進められている地域です。現在は、そのトンネル内でプロジェクションマッピングが行われており、迫力ある映像体験が楽しめるスポットとして注目されています。また、地元の認定土産として、亀石にちなんだ亀グッズも制作されています。
今回、亀の瀬として松原マルシェへの出店は初めてとのことでした。

来場してみての印象は、「とても賑わっていて、人が多い。周りにお店も多く、気軽に集まれる雰囲気が素晴らしい」と話されていました。

松原商工会議所 創業塾ブース

創業塾から参加された皆さんが力を合わせて出店した「企業塾合同ブース」では、出店者同士の活気あふれる連携が印象的でした。来場者の方々と直接お話を伺う中で、「意外に盛り上がってるなと思った」「松原盛り上げます!」と力強いメッセージもいただき、地域を盛り上げたいという想いがしっかりと伝わってきました。来場者の方にはみんなの夢ボードをたくさん書いてもらいました!
協力しながら一つのブースを作り上げる姿は、創業を目指す仲間ならではの結束を感じさせ、会場の温かい雰囲気づくりにも大きく貢献していました。

畳工房大阪|伝統を未来へつなぐ体験ブース

畳の魅力を次世代に届けるため、「畳工房大阪」はイベント初期から継続して出店。畳が家庭で減りつつある今、子どもたちに本物に触れてほしいという思いから、ミニ畳づくり体験を実施しています。

ブースでは、畳縁を使った手作りコインケースや畳ブックカバーなど、デザインにこだわったマルシェ限定商品も販売。いずれも畳職人による丁寧な手仕事が光るアイテムです。素材には、いぐさの名産地・熊本県八代市産を使用。国産畳の良さを伝えるとともに、出店を通して新たな取引先が生まれるなど、地域とのつながりも広がっています。

体験を通して畳文化を“知る・触れる・好きになる”。畳工房大阪は、これからも畳の魅力を発信し続けます。

昭和懐かしエリア

古き良き「昭和」の時代へタイムスリップ! 大人には懐かしさを、お子様には新鮮な体験をお届けする、レトロで温かい雰囲気のエリアです。 昔ながらの遊びと、見て楽しい、食べておいしい駄菓子を通じて、笑顔があふれるひとときを提供しました。当エリアでは、昭和の縁日やお祭りでおなじみの射的、スマートボールをご用意し、駄菓子の販売も行いました。

松原市観光協会|食べ比べチャレンジ『食べなはれ』

事前申し込み者参加型企画「食べなはれ」が行われました。
吉乃屋のみたらし団子3種の食べ比べでは、参加者全員が正解する盛り上がりに。子どもたちも悩みながら楽しそうに挑戦していました。

続いて、プリン研究所のプリン当てにもチャレンジ。来場者も楽しめる人気企画となりました。

松原市観光協会|SNS連動ガチャガチャが大盛況!

松原市観光協会のブースでは、市公式Instagramアカウントと観光協会アカウントをフォローするだけで参加できるガチャガチャ企画を実施。気軽に楽しめる参加型コンテンツとして、イベント来場者から大好評を集めました。

ガチャガチャの景品には、マッキーのステッカーや光るアイテムなどワクワク感のあるラインナップを用意。さらに、1等賞には大きなバルーンが登場し、子どもたちの目を輝かせました。

2日間の合計でなんと1,000回以上まわされたガチャガチャブースは、終始にぎわいが絶えず、大人から子どもまで笑顔で参加する“和気あいあい”の空間になりました。

まとめ

今回のマルシェでは、さまざまなブースを取材する中で、地域の魅力が随所に感じられました。出店者の皆さんの熱意や工夫、そして来場者の楽しそうな表情から、このイベントがまちに元気をもたらしていることを実感しました。
また、私たち松原市観光協会もガチャガチャ体験ブースを担当し、直接来場者の笑顔に触れられたことはとても貴重な経験となりました。多彩なブースが集まることで地域のにぎわいが広がっていくことを改めて感じた一日でした。今回のマルシェが、訪れた皆さんにとって素敵な思い出になっていれば幸いです。

Writer

阪南大学 インターンシップ生

阪南大学 インターンシップ生