【親子でほっこり】松原の「読書の森」で過ごす休日
「読書の森」は、水辺に浮かぶような独特な建築で幅広い世代の学びと交流の場として、多くの市民に親しまれ休日に家族で訪れたくなる図書館です。
さらに、蔵書も充実しており、自然と調和した空間で子どもから大人まで快適に過ごすことができます。今回は、「読書の森」にしかない沢山の魅力を紹介します。
子供から大人まで楽しめる空間
「読書の森」松原市民松原図書館は、市民の学びと交流を支える憩いの場として愛されています。館内には世代に応じた多彩な工夫が施されております。例えば入り口ではアロマの香りを焚いたり、館内では季節によって音声で鳥の鳴き声を流していたり、子どもから大人までが思い思いの時間を過ごすことができます。「おはなし会」では、ボランティアや職員による読み聞かせが行われ、夏には怖いおはなし会を夜におこなうなど季節を感じられる親子で楽しめるイベントとして地域に根付いていることを感じました。
学生に人気なのは自習スペースです。机の間隔が広く、キャレル席は仕切りもあるので周囲を気にせず集中できます。学生たちが真剣に取り組んでいる姿をみて、自分も自然と背筋が伸びる思いでした。自習室の予約サービスなどもあり利用しやすそうだと感じました。
大人に向けたサービスも整っています。新聞・雑誌コーナーも充実していて、毎日立ち寄る常連の方も多いそうです。
さらに、3階には授乳室や子ども用トイレが完備されており、小さなお子さん連れでも安心です。エレベーターや通路もバリアフリー設計になっているため、高齢の方やベビーカーを利用する方にも優しい設計です。このように「誰もが安心して利用できる環境」が整っていることが、図書館が「地域みんなの居場所」として親しまれる理由だと実感しました。



多彩なイベントと交流の機会
「読書の森」松原市民松原図書館では、年間を通じて多彩なイベントが行われています。屋上では天体望遠鏡を用いた天体観望会が開催され、夜空を眺めながら星や月を観察することができます。また、3階のくつろぎスペースでは、ドーム型のプラネタリウムを使った投影会が行われ、学びと体験を融合させた催しが人気です。今年度は11月に天体観望会、翌年2月にプラネタリウム投影会が予定されているそうです。
加えて、今年度は新たなイベントとして11月に「多言語おはなし会」が開かれます。英語だけでなく韓国語や中国語など、様々な言語の絵本を用いた読み聞かせを予定しており、国際交流や異文化理解の場としての役割も期待されています。
さらに今後は、「親子で読書会」として、保護者が自身の幼少期に読んだ本を紹介するという取り組みも計画されているそうです。
「読書の森」松原市民松原図書館でのイベントは、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる工夫にあふれています。学びや体験を通じて親子や友人同士の絆を深めるだけでなく、新しい発見や出会いの場となっています。

建築と空間デザインの魅力
館内は開放感あふれるデザインで、外光が心地よく差し込みます。1階の窓から見える池や屋上庭園は来館者を癒やし、館内のいたるところに配置された本棚や閲覧スペースは、利用者の居心地を考え抜かれています。
建築そのものが「学びを支える装置」として設計されており、訪れるだけでワクワクする空間です。また、雑誌や新聞のコーナーは利用者に人気で、日常的に気軽に立ち寄れるスポットとして親しまれています。ゆったり過ごせるため、長時間滞在する利用者も少なくありません。
また、屋上には椅子や机が設置されており、開放的な空間で自然に触れながら落ち着いて読書をすることができます。さらに屋上には花壇もあります。真夏などの暑い日は、熱中症の対策で閉鎖することもありますが天気が良い日には是非立ち寄って欲しい場所です。
松原市の「読書の森」(松原市民松原図書館)は、建築設計を MARU。architecture(マル・アーキテクチャ) が担当しました。地域の景観や歴史を踏まえながら「ため池に浮かぶ古墳のような建築」というコンセプトを掲げて設計されています。
さらに、構造・設備・環境のエンジニアリングには世界的に知られる Arup(アラップ) が参画し、建築の精度や性能を高める役割を担いました。また、館内のサインやロゴなどのデザインは 株式会社マルヤマデザイン が手掛けており、利用者が「森の中を歩くように」目的の場所へ導かれるよう工夫されています。
このように、建築・エンジニアリング・デザインの専門家が連携することで、象徴性と機能性を兼ね備えた公共図書館が実現しました。


最後に
読書の森での綺麗な癒しの空間で読書をすることで家族の思い出や学びのきっかけにもなるはずです!
基本情報
施設名:「読書の森」松原市民松原図書館
住所:〒580-0044大阪府松原市田井城3丁目1-46
アクセス:近鉄南大阪線「高見ノ里駅」から徒歩約10分
開館時間:9:00〜21:00
休館日:3月、8月、12月を除く第3木曜日、年末年始
電話番号:072-334-8060
ホームページ: https://www.trc-matsubara.jp/
※本記事は松原市観光協会インターンの摂南大学学生が作成いたしました。
Writer
松原市観光協会
松原市観光協会・編集チーム
松原市や南河内(松原市、羽曳野市、藤井寺市、太子町、河南町、千早赤阪村、富田林市、大阪狭山市、河内長野市)にはたくさんの魅力があります。それらの魅力をわかりやすく編集してお伝えしていきます。
