松原市観光協会・上西副会長インタビュー

  • x
  • line
  • facebook
松原市観光協会 松原市観光協会

この度、松原や南河内地域で活動する方を取材する、「人」にフォーカスした特設ページを公開しました。

今回は松原市観光協会・副会長のインタビュー内容をお届けします。

「松原が誇るアイデアマン、その素顔とは」

ー本日はお時間をいただきありがとうございます。上西副会長の人生について紐解くお時間になれば幸いです。まずはじめに松原とのルーツについてお伺いしたいのですが、上西さんのご両親は松原ご出身の方でしょうか?

親は四国の徳島出身で、祖父は香川の丸亀出身です。祖父も父も大阪に出てきて此花の住友精錬所で働いていました。母は奈良出身で、お見合いで結婚しました。終戦後に疎開で松原市の阿保1丁目に来ました。ここはもともと営団住宅で、住友の社員と大阪鉄道の社宅だったのです。

ーそうだったのですね!

はい、社宅の跡地で払い下げをして、そこに住んでいます。私が生まれた時は松原で、生まれも育ちも松原です。

ーお父様はどのようなお仕事をされていたのでしょうか?

父は疎開で松原に来て、現在の工場は河内木綿の工場を借りて、そこで上西鐵工所を始めました。水道のポンプなどを手掛けていました。父が長男で鐵工所から水道事業を引き継ぎ、残りの4名の兄弟が鐵工所から工作所を引き継ぎ、アルミ缶などを製造しています。松原と堺で事業を行っています。

昭和30年に松原の水道事業所ができ、役所が設立され水道行政がスタートしました。当時、松原で最初の水道事業の許可をいただきました。

ー 上西さんはお父様の事業を引き継がれたのですか?

はい、父の後を継ぎました。高校卒業時に父が入院していたため、姉が事業を手伝っていました。従業員は私と職人さん4名の体制でやっていました。28歳で結婚し、経営は私と妻で行っていました。

ー上西さんが会社を経営される中で大切にされている哲学について教えてください。

一生懸命努力をするしかない。毎日仕事は不安ですが、とにかく一生懸命やっていくのが大事です。

ーありがとうございます。上西さんと言えば様々な地域活動をされていますが、そのきっかけを教えてください!

25歳で松原青年会議所に入会しました。水道業者は限られた業界なので異業種交流をしたくて入会しました。

また、10年ほど前に松原水道協同組合を新しく作り、今は理事長をしています。市との防災協定を結び、災害時には対応する協定を結んでいます。元々あった組織が解散したのを復活させました。

そのほかにも、商工会議所の副会頭、観光協会の副会長、安全協会の理事、駐車場協会の役員、社会福祉法人の理事、阿保商店街の副会長をしています。

ー幅広く活動されていらっしゃるのですね!そんな上西さんだからこそ想う、松原市の魅力について教えてください。 

昔も今もあまり変わらない街です。建物や風景は変わっても、人情のある街は変わっていません。松原は4キロ四方で平坦な街です。昔は観光協会もなく、これからスタートする時期です。だんじり祭りも昔の良さを残しながら動いています。

観光協会としては、魅力のある、味のある松原を残しつつ、目玉となるものを作る必要があります。人が来た時に何を見せるか、街並み体験や珍しい商品やグルメを提供することが大事です。なぜ流行るのかを研究しなければなりません。

ー上西さんといえばマッキーカレーの考案者で有名ですが、どのような経緯で開発されたのでしょうか?

5年前にスタートし、松原のPRをしたいという思いから始まりました。会社の方針である「楽しく仲良く面白く」を大切にし、水道事業の大きな幹があっても咲く花は違う花でも面白いのではないかと考え、マッキーカレーを開発しました。

ーそのような経緯だったのですね!たくさんのお話をお伺いできました。最後に読者の皆様へメッセージを一言いただけますか。 

観光協会をまず知ってもらいたいです。そこから何をするか、まずは名前を知ってもらい、ネットで発信していくことが重要です。マッキーもPRしていきたいです。12万人の市民の方には、松原に観光協会があり、そこに行けば色々教えてもらえるという状況を作っていきたいです。

また、一経営者として、正直屋の上西水道として、松原市の未来に貢献していきたいです。

編集長のあとがき

松原で多様な事業を展開し、地域活動も積極的に行われている上西副会長。その暖かいお人柄がじんわりと伝わってくる、そんなインタビュー時間でした。その根底にあるのは、地元に貢献したい、そして面白いことを仕掛けていきたい、という強い思い。私も観光協会の一員として、松原でいろいろな花を咲かすことができるように精進します!

Writer

松原市観光協会

松原市観光協会

松原市観光協会・編集チーム
松原市や南河内(松原市、羽曳野市、藤井寺市、太子町、河南町、千早赤阪村、富田林市、大阪狭山市、河内長野市)にはたくさんの魅力があります。それらの魅力をわかりやすく編集してお伝えしていきます。

おすすめの記事